ただの人間の日記

twitterから逃げてきました。

「ふつうがいちばん」

十數年前、とある方のブログの讀者だつたのだけど、その方が去り際に言はれた「ふつうがいちばん」といふ言葉が非常に印象に殘つてゐて、未だに忘れることができない。

「ふつうがいちばん」といふのは、味はひ深い言葉である。「ふつう」を目指すといふのは、逆に一番難しいことなのかも知れないと思つたりもする。仮に何もかも「ふつう」である人は、逆に「ふつう」とは言へないのではないか。否、かうして「ふつう」をこねくり回して考へてゐる時點で「ふつう」でないのではないか。

「そもそもお前のその表記は何だ、それでふつうとか言つて、正氣か?」といふツッコミの聲が聞こえて來るやうな氣もする。

ともあれ、あくまで私が目指してゐるのは「ごくふつうの人生」である。ただの人間の、ごく普通の日々を記していきたいと思ふ。